マウスウォッシュはやめるべき理由

 

口腔内には虫歯菌や歯周病菌といった悪い菌だけでなく良い菌もたくさん存在することをご存知でしょうか?

口腔内には様々な菌が生息しておりおよそ700種類以上といわれています。病気に繋がる悪い菌を防ぐだけでなく,良い菌を減らさないことも大切となり口腔内の環境を整えることが病気の予防に繋がります.本日は口腔ケアについて解説していきます。

口腔内のケアが必要な理由

私たちは毎秒何千もの細菌を飲み込んでいます.口腔内細菌は唾液に乗り,胃に向かいます.胃では強い酸がありますが、それでも通り抜け腸に到達する細菌もいます.腸から血液に乗って全身にめぐります.

今腸活が流行っているのは,腸が細菌の侵入を防ぐ最後の関門だからであり,腸内には免疫細胞の6~7割が生息しているからです.腸内環境を整えることで免疫細胞を活性化して細菌の侵入を防ぐのです.

では口腔はどうでしょうか.腸が最後の砦なのに対して口腔は最初の砦と言えるでしょう.口腔内をケアすることは全身に細菌を侵入することを防ぐのです.

口腔内は良い菌も悪い菌も存在します.悪い菌を繁殖させないように,良い菌は減らさないようにする必要があります.

マウスウォッシュには注意

口腔内をケアする必要性はご理解いただけたかと思います。

では口腔内をケアする方法としては何があるでしょうか?

真っ先に挙がるのがマウスウォッシュではないでしょうか。しかしこれがとても危険です。マウスウォッシュは確かに悪い菌を殺す作用がありますが,殺菌力が強すぎて虫歯から守ってくれる菌まで殺してしまいます。

さらに長期間使用すると、口腔内細菌のバランスが崩れ免疫力を低下させる可能性があります。

マウスウォッシュは避けて、緑茶を飲むようにしましょう。緑茶に含まれるカテキンは抗菌作用があるため口内の悪い菌を殺し全身へと侵入を防いでくれます.また口臭予防にも役立ちます.歯と歯茎の間に増殖した雑菌が硫化水素やメチルメルカプタンなどにより悪臭を発生させますが,カテキンによりそれを防ぐことができます.さらに口腔内の善玉菌と悪玉菌のバランスを保つことも出来るのです.

鼻呼吸を心がけよう

口腔内をケアするためには唾液も大切になります.

唾液には細菌を殺菌する作用があり,口の中を唾液で満たすことによって雑菌はもちろん虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑える役割があります.つまり私たちは唾液の分泌を減らさない必要があるのです.

唾液の分泌量が低下する原因の一つが口呼吸です.

鼻呼吸をすることで口腔内を乾燥させないように意識しましょう.夜などは専用のテープで口を塞いで鼻呼吸をする方法もあります.

食事の際に噛む回数が少ないことも唾液の分泌が減る原因になります.

噛むことで唾液腺から唾液を分泌することができるので,噛む回数が少なくなるとそれだけ唾液の分泌が減ります.意識して噛むように心がけましょう.

自律神経の乱れも唾液の分泌に影響します.自律神経が乱れ交感神経優位となると唾液の分泌量が低下します.ストレスを溜めないこと,ストレッチや散歩などをして副交感神経を刺激することも大切です.

まとめ

口腔内をケアすることは新型コロナウイルスをはじめさまざまな病気を防ぐことに繋がります.マウスウォッシュは口腔内の良い菌も殺菌し口腔内細菌のバランスを崩れてしまうためやめることをお勧めします.

口腔内のケアには緑茶を飲むこと.唾液の分泌量を減らさないために鼻呼吸,食事の際よく噛むこと,ストレスを溜めないことが挙げられます.是非試してみてください.

是非参考にしてみてください.

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