リコピンの効果が凄い!!トマトの栄養について

「トマトはリコピンがあるからカラダにいい」と皆さんもご存じではないでしょうか?しかしリコピンがなぜいいのか?と聞かれたら説明できる人は少ないのではないでしょうか。本日はトマトの栄養について解説していきます。

ビタミンCが豊富

トマトはビタミン、とりわけビタミンCが豊富にあります。ビタミンCにはシミのもとであるメラニン色素の生成を抑える作用があるため肌に良いイメージがありますが、それだけではありません。ビタミンCにはカラダの細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというたんぱく質をつくるのに不可欠です。そのため肌だけでなく骨、血管、歯などを作るのに欠かせないものなのです。またビタミンCは体内で生成できないので積極的に取り入れたいビタミンでもあります。

他にもビタミンだけでなく塩分の排出を促すカリウムも豊富なため塩分の取りすぎを調整に作用します。

リコピンによる抗酸化作用

トマトにはリコピンが豊富でトマトを赤くしている色素であり、「カロテノイド」と呼ばれる成分に分類されます。このリコピンの凄い特徴が酸化を増やすのを防いでくれる抗酸化作用があるところです。

私たちのカラダは酸素を利用してエネルギーを作り出すときに、「活性酸素」という物質が生じます。この活性酸素自体はカラダに必要なものですが、活性酸素が過剰に産生された場合、細胞を傷つけ酸化させてしまいます。そのためしみや肌荒れだけでなく血管を傷つけ動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こす危険性があります。

この活性酸素はストレス、食品添加物、タバコ、激しい運動、多量飲酒、紫外線などで増えるため現代を生きていると過剰に作り出される要素がたくさんあります。そのため私たちは積極的に抗酸化作用のある食材を取り入れる必要があり、その作用を持っているのがトマトに含まれているリコピンなのです。

リコピンの摂取方法としては、加熱すると体内に吸収されやすくなるという特徴があります。そのためトマトソースやスープなど加熱調理して食べるとよいでしょう。さらに旬の時期(8月頃)はリコピンの含有量も増えるので普段から食べることは勿論ですが夏場にしっかり取り入れることもおすすめです。

ただトマトはカラダを冷やす食材でもあるため過剰に摂取することで体温を下げ免疫力が低下することも考えられますので、何でもやりすぎには注意が必要です。是非参考にしてみてください。

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